大学2026-05-14

ミラノ大学(ラ・スタターレ)英語医学部 IMS 完全ガイド|IMAT型国立校の実力と戦略

イタリア・ミラノ大学(ラ・スタターレ)が提供する英語医学課程 International Medical School(IMS)を徹底解説。IMAT入試の仕組み・出願手順・学費・WDOMS掲載情報まで、日本人受験生向けにまとめます。

#イタリア#ミラノ大学#IMAT#英語医学部#IMS

TL;DR

  • ミラノ大学(La Statale)には 英語6年制医学課程「International Medical School / IMS」 が公式に存在し、WDOMS(FAIMER ID: F0000744)にも掲載されています
  • 選抜は IMAT(共通入試)のスコアによるランキング方式 であり、書類評価型・予備コース接続型ではありません
  • 国立大学型の学費で私立医大より低額になる可能性がありますが、2026-2027年度の Non-EU 向け具体額は大学公式サイト・MUR の最新 Call で確認が必要です

1. 大学の基本情報

Università degli Studi di Milano(英語名: University of Milan、通称: La Statale)は、イタリア・ミラノに位置する国立総合大学です。ミラノ・ビコッカ大学(Università degli Studi di Milano-Bicocca)とは別の大学ですので、混同しないよう注意が必要です。

項目内容
正式名称Università degli Studi di Milano
英語名University of Milan
通称La Statale
国・都市イタリア・ミラノ
大学種別国立大学
医学部英語課程あり
プログラム名Medicine and Surgery – International Medical School(IMS)
修業年限6年
授業言語英語
入試方式IMAT
WDOMS掲載あり(FAIMER School ID: F0000744)

医学部系の課程は programmed access(定員制) となっており、入学試験が必須です。1

出典:


2. International Medical School(IMS)とは

IMS は、ミラノ大学が提供する英語での Medicine and Surgery 課程です。イタリア国立大学がMUR(イタリア教育大学省)の管轄のもと運営する英語医学プログラムのひとつであり、同国の他の国立英語医学部と同様に IMAT を共通入試 として採用しています。

カリキュラムの位置づけ

IMS は6年間の一貫課程で、卒業時には Medicine and Surgery の学位(Laurea Magistrale a ciclo unico) が授与されます。授業はすべて英語で行われますが、臨床実習や日常生活においてはイタリア語が必要になる場面もあることを念頭に置いておく必要があります。

IMS 公式サイトによれば、入学には IMAT への合格と適切な高校卒業資格(またはそれと同等の外国資格)が必要とされています。2

出典:


3. 入試:IMAT の仕組みと対策

IMAT とは

IMAT(International Medical Admissions Test)は、イタリアの英語医学課程を提供する国立大学が共同で採用する統一入学試験です。毎年同じ日に世界各地の試験会場で実施されます。3

項目内容
試験時間100分
出題範囲Biology、Chemistry、Physics、Mathematics、Logical Reasoning など
合否方式IMATスコアによる志願者ランキング
2026-2027年度の詳細MUR・Universitaly・大学公式 Call で確認が必要

出典:

日本人受験生への意味

ミラノ大学 IMS はルーマニアの書類評価型大学とは異なり、IMAT のスコア順に合格者が決まる方式です。高校の GPA や評定平均に最低ラインが設けられているかどうかは、現時点で公式情報から確認できません。選抜の中心は IMATスコアであるため、生物・化学・物理・数学・論理推論の対策が合否を左右します。


4. GPA・高校成績の最低ライン

現時点で確認できる公式情報の範囲では、GPA 最低ライン・評定平均の最低ライン・Biology/Chemistry の履修必須条件 といった書類審査基準は公表されていません。

イタリア国立大学への Non-EU 出願では、高校卒業資格のイタリア国内換算(dichiarazione di valore など)が必要になる場合があります。ただし、合否の判断軸はIMATスコアによるランキングです。最新の出願手続きの詳細は、Universitaly および大学公式 Call で必ず確認してください。


5. 予備コース(Foundation Year)について

接続型 Foundation は確認できず

IMS 公式サイトには、2026年6月に3日間の training course が予定されており、参加者は修了後に open badge を受け取れる旨の案内があります。4

しかしこれは、デブレツェン大学やマサリク大学のような本課程への自動進学・入試免除につながる Foundation Year ではありません。あくまで短期の学習支援プログラムとして位置づけられています。

出典:

したがって、ミラノ大学 IMS への進学戦略は「予備コースを経て本課程へ」ではなく、IMAT で高得点を取って一発合格を目指すスタイルになります。


6. WDOMS への掲載と認定について

項目内容
WDOMS掲載名Università degli Studi di Milano Facoltà di Medicina e Chirurgia
FAIMER School IDF0000744
掲載の意味世界医学校ディレクトリへの掲載であり、認定・承認・endorsement を意味しない

WDOMS(World Directory of Medical Schools)では、同校は F0000744 として掲載されています。5

ただし、WDOMS 自身が「掲載は WFME・FAIMER 等による認定・承認・endorsement を意味しない」と明記しています。6 掲載の有無を資格認定の根拠として捉えることには注意が必要です。

出典:


7. 学費について

ミラノ大学はイタリアの国立大学であり、学費は所得・国籍区分等によって変動するイタリア国立大学型の体系を採用しています。Humanitas University、Università Cattolica、San Raffaele などの私立医大と比較して、大幅に低額になる可能性が高いとされています。

ただし、2026-2027年度における Non-EU 向けの具体的な年間学費額は、現時点の公式情報から確定することができませんでした。最新の学費規定は大学公式サイトまたは MUR の発表で直接確認してください。公式から続報待ちの状況です。


8. 日本人受験生向けの出願フロー

現時点で確認できる情報に基づくと、日本人(Non-EU)出願者は以下の流れが基本となります。

  1. IMATへの登録・受験(MUR が定める期日に従う)
  2. Universitaly への登録・出願書類の提出
  3. 大学公式 Call for Applications の内容を確認し、指定の手続きに従う
  4. IMAT スコアによるランキング結果を待つ

日本向けの公式 Representative(代理窓口)は現時点では確認できていません。ハンガリー・チェコの一部大学と異なり、日本の事務局経由が必須という公式情報も確認されていませんが、出願手続きは複雑になることがあるため、MUR・Universitaly・大学公式情報を一次情報として必ず参照してください。第三者の IMAT 支援業者の情報と大学公式情報は切り分けて確認することを勧めます。


9. リスクと注意点

リスク項目内容
IMAT 競争リスク全国共通入試のスコアで合否が決まるため、対策の質が直接結果に影響する
人気校リスクミラノ市内の国立大学として志願者が集まりやすく、ランキング競争が厳しくなりやすい
Non-EU 枠確認年度ごとの席数は MUR/大学公式 Call で毎年確認が必要
学費確認リスク2026-2027年度の Non-EU 向け具体額は公式発表を待つ必要あり
イタリア語リスク英語課程でも臨床・地域生活ではイタリア語が必要になる場面がある
大学混同リスクミラノ大学(La Statale)とミラノ・ビコッカ大学は別機関
WDOMS 誤認リスクWDOMS 掲載は認定・承認を意味しない

10. 総合評価と次のアクション

まとめ

ミラノ大学(ラ・スタターレ)の International Medical School は、イタリアの国立英語医学部として透明性の高い入試制度と WDOMS 掲載を備えた有力候補です。国立大学型の学費体系により費用を抑えられる可能性がある一方、IMAT で高得点を取ることが合格への唯一の道筋であり、書類評価型や予備コース接続型を期待する受験生には向いていません。

次に取れるアクション

  1. IMAT の出題範囲と過去問を確認する — Biology・Chemistry・Physics・Mathematics・Logical Reasoning の各科目の現状を把握する
  2. IMS 公式サイトと Universitaly で 2026-2027年度の Call を確認する — Non-EU 枠の定員・学費・出願期限は毎年変動するため、一次情報を直接参照する
  3. ミラノ・ビコッカ大学との違いを整理する — 両校ともミラノにある国立大学だが、プログラム内容・定員・選抜方式に差異がある可能性があるため、それぞれの公式情報を確認する
  4. イタリア語の基礎学習を検討する — 英語課程であっても、臨床現場や日常生活においてイタリア語の知識が有利に働く

Footnotes

  1. Università degli Studi di Milano 公式 – International Medical School (IMS) ページ

  2. IMS 公式 – Prerequisites and requirements ページ

  3. IMS 公式 – International Medical Admissions Test ページ、および IMS 出願ページ

  4. IMS 公式 ホームページ(training course 案内)

  5. WDOMS – School Detail(F0000744)

  6. WDOMS – トップページ 免責事項

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