大学2026-05-14

ローマ・トル・ヴェルガータ大学 医学部(英語課程)完全ガイド|IMAT型国立校の全貌

イタリア国立のローマ・トル・ヴェルガータ大学は、WDOMS掲載・ANVUR認定の英語6年制医学課程を持つIMAT型大学。費用を抑えてローマで学びたい日本人志望者向けに、入試・学費・認定情報を整理します。

#イタリア#ローマ・トル・ヴェルガータ大学#IMAT#英語医学部#国立大学

TL;DR

  • ローマ・トル・ヴェルガータ大学には 英語6年制医学課程(Medicine and Surgery) が存在し、WDOMSへの掲載・ANVUR認定・ECFMG Sponsor Noteがすべて確認されている1
  • 選抜はいわゆる IMAT型(national admission test) であり、書類評価型でも予備コース自動進学型でもない。入試得点で合否が決まる
  • 大学は 海外代理店・リクルーターを使っていない と公式に明記しており、出願はMUR / Universitaly / 大学公式Call経由が原則[^2]

大学の基本情報

Università degli Studi di Roma "Tor Vergata"(以下、Tor Vergata)は、ローマ市内に位置するイタリアの国立大学です。医学部の正式名称は Faculty of Medicine and Surgery で、英語医学課程は Degree Course in Medicine and Surgery(通称 Medicine and Surgery in English / Tor Vergata International Medical School)として開設されています1

項目内容
大学種別国立大学
所在地イタリア・ローマ
英語医学課程あり
修業年限6年
授業言語英語
FAIMER School IDF0001033
WDOMS掲載あり(Currently operational)

英語医学課程の概要

WDOMSの記録では、Tor Vergataの英語医学課程は 2012年に開始 されており、6年制・授業言語は英語・外国人受入あり・入試必須として掲載されています1。イタリアのIMAT型英語医学部として認知されている数少ない国立大学の一つです。

カリキュラムの構造

6年制の医学課程は前半の基礎医学フェーズと後半の臨床フェーズで構成されるイタリア標準形式です。英語で授業が行われますが、臨床実習や日常生活ではイタリア語が必要になる場面が多い点は念頭に置いておく必要があります。英語課程に入学したからといってイタリア語の習得が不要になるわけではありません。

大学の認定状況

認定項目内容
WDOMS掲載あり(Public / Currently operational)
FAIMER School IDF0001033
ANVUR認定WDOMS上でAccreditedと確認1
ECFMG Sponsor Note1988 – Current1
Intealth Recognized Accreditation PolicyWDOMS上で該当プログラムが条件を満たす旨の記載あり1

ただし、WDOMSへの掲載自体は認定・承認・endorsementを意味しないとWDOMS自身が明記しています2。上記の認定情報はあくまでWDOMS上のANVUR報告に基づくものとして参照してください。

出典:


入学要件・選抜方式

基本的な出願資格

Tor Vergata公式Admissionページでは、single-cycle degree(医学部を含む)への出願資格として以下が必要とされています[^2]。

  • イタリア法および省令に基づき適格と認められる高校卒業資格
  • 原則として 12年以上の学校教育 を修了していること
  • 出身国において類似の課程に進学できる資格を有すること

日本の高校卒業資格はこの要件の対象となり得ますが、個別の資格適合性はMUR(イタリア大学省)の規定に基づいて判断されます。

IMAT型入試

選抜の中心は national admission test(IMAT型) です。スコアランキングによって合否が決まるため、高校の評定(GPA)が合否の主要因にはなりません。公式情報から確認できる試験科目の範囲は以下の通りです。

  • Biology(生物)
  • Chemistry(化学)
  • Physics(物理)
  • Mathematics(数学)
  • Logical Reasoning(論理的思考)

2025-2026年度のCall(出願要項)は大学の英語医学部サイトに掲載されていたことが確認されています32026-2027年度の試験日・定員数・配点については、MUR / Universitaly / 大学公式Callでの確認が必要です(本記事執筆時点で公式発表前)。

GPA・高校成績の最低ライン

公式情報から確認できる範囲では、「GPA 3.0以上」「評定平均◯以上」「Biology/Chemistry ◯%以上」といった書類選考基準は確認されていません。書類評価型ではなくIMAT型入試で得点を取ることが合否の実質的な基準です。

出典:


予備コース(Foundation Course)について

Tor Vergataには大学全体として Foundation Course in English があり、国際学生オフィス内にも担当窓口が設けられています[^2]。

ただし、今回確認できた公式情報の範囲では、このFoundation CourseがMedicine and Surgery in Englishへの 自動進学や入試免除につながるものとは確認されていません。医学部志望者はあくまでIMAT型入試で得点を取ることを前提として準備する必要があります。

Foundationを経由しても、その後の入試突破は別途必要と考えておくのが安全です。

出典:


学費・費用について

Tor Vergataはイタリアの 国立大学 であるため、学費は所得・国籍区分等に応じて変動する仕組みをとっています。私立医科大学(Humanitas、Cattolica、San Raffaeleなど)のような固定高額学費とは異なり、国立型の費用設定となる可能性が高いとされています。

ただし、2026-2027年度におけるNon-EU学生向けの年間学費の確定額は、本記事執筆時点で公式情報から確認できていません。最新の金額は大学公式Admissionページ(Tuition Fees セクション)での直接確認が必要です。


出願手続きと代理店に関する注意

出願ルート

Tor Vergataへの出願は、以下の公式ルートを経由するのが基本です。

  • MUR(イタリア大学省)のガイドライン
  • Universitaly(イタリア政府の外国人留学生向け出願ポータル)
  • 大学公式の年度別Call(出願要項)

海外代理店・エージェントについて

Tor Vergata公式Admissionページは、大学が海外に拠点を置く代理店やリクルーターを使っていないと明記しています[^2]。日本国内の民間エージェントがTor Vergataの情報を提供していたとしても、それらは大学公式Representativeではないことに注意が必要です。

なお、ハンガリーやチェコの一部大学とは異なり、Tor Vergata(イタリア国立大学)については、日本の事務局経由でなければ申し込めないという制約は確認されていません。

出典:


リスクと注意点まとめ

リスク内容
IMAT競争リスク全国入試型のため、得点勝負。対策が必要
Non-EU枠の確認年度ごとの定員はMUR/大学公式Callで要確認
Foundation誤認Foundationはあるが、Medicine自動進学・入試免除は未確認
学費の確定値最新のNon-EU向け学費は追加確認が必要
イタリア語英語課程でも臨床・生活でイタリア語が必要になる場面がある
出願手続きUniversitaly・Delphi・大学Call の手続き確認が必要
代理店リスク大学は海外代理店・リクルーター不使用と公式明記
WDOMS誤認WDOMS掲載自体は認定ではない

日本人志望者への総合評価

観点評価補足
英語医学課程の存在AWDOMS上で確認済み・2012年開始
WDOMS・ANVUR認定AECFMG Sponsor Note(1988–Current)あり
費用面A-国立型で私立より低額の可能性
入試の現実性C+IMAT型入試での競争が必要
予備コースの活用性CMedicine接続型Foundationは未確認
日本語サポートC公式日本窓口は未確認

結論として、Tor Vergataはイタリア国立の英語医学課程として認定面・費用面で有力な選択肢です。ただし、書類評価型や予備コース接続型を期待する志望者には向かない構造になっています。IMAT型入試で得点を積み上げられる準備が整っているかどうかが、出願を検討する際の第一の判断基準となります。


次に取れるアクション

  1. 大学公式Admissionページhttps://web.uniroma2.it/en/percorso/admissions)で2026-2027年度のCallと学費情報を確認する
  2. International Medical School Tor Vergataのサイトhttps://medschool.uniroma2.it/category/imat/)で最新のIMAT関連情報を確認する
  3. Universitaly(イタリア政府公式ポータル)で外国人の出願手続き全体を把握する
  4. IMAT対策として、Biology・Chemistry・Logical Reasoningの学習計画を立てる
  5. 学費の最新額はAdmissionページのTuition Feesセクションで直接確認する(公式発表前のため本記事では金額を確定していない)

Footnotes

  1. WDOMS School Detail – F0001033 https://search.wdoms.org/home/SchoolDetail/F0001033 2 3 4 5 6 7

  2. World Directory of Medical Schools – 免責事項 https://search.wdoms.org/ 2

  3. International Medical School Tor Vergata – IMAT情報 https://medschool.uniroma2.it/category/imat/ 2

🔒 続きは無料の会員登録でご覧いただけます

無料登録ですべての記事と機能をご利用いただけます。

ローマ・トル・ヴェルガータ大学 英語医学部ガイド|IMAT型国立校